このお茶は、静岡県藤枝市の空気の澄み渡る中山間地の茶園から届きます。
良質な茶葉が育つ好条件の茶園ですが、山間地の斜面はひと面積が小さな茶畑で、平地の茶畑に比べ、作業は手作業による仕事を多くしています。
日本茶は、「やぶきた」という品種が多くつくられていますが、この茶園では、
「やぶきた」以外の品種を多数育て、少量生産しているという、珍しい茶園です。
「べにふうき」は商品名でもありますが、お茶の品種名でもあります。
当店では「べにふうき」の“緑茶”も販売していますが、この品種はもともと
紅茶・半発酵茶用として開発されました。香りが高く渋みが強いという特長があります。
“メチル化カテキン”を多く含む<べにふうき>は、独立行政法人 農業技術研究機構野菜茶業研究所の山本万里氏のグループが、このカテキンが、“アレルギー症状を緩和する”ことを明らかにしたことで、花粉症対策におすすめのお茶として特別な注目が集まっていますが、紅茶にすると“メチル化カテキン”はほとんど消滅するといわれています。
その効能はさておき、紅茶用の品種のもつ渋味と、“萎凋(いちょう)”と“釜炒り製法”によって生まれる甘味とのバランス、爽やかな余韻をお楽しみ下さい。
2013年の仕上がり。
爽やかな甘みのある香り。渋味は穏やかでいがらっぽさもなく、軽い飲み口に仕上がっています。
朝に飲む紅茶としてもおすすめ致します。
ハーブとのブレンドにもおすすめです。
【淹れ方】
熱湯で淹れると爽やかで甘い香気が楽しめます。
ストレートでお楽しみいただけます。
★茶葉の量は、急須の底がやや隠れる程度で、一度お試し下さい。
茶葉が開くほどに味わいが出てきますので、湯の温度と待ち時間を工夫しながら、このお茶の、軽く爽やかな味わいをお楽しみ下さい。
現在は息子の勉さんが跡を継いでいます。
【父・小柳三義さんのコメント】
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*べにふうき(紅茶)40グラム*